本の紹介です。
タイトル
「おもしろ生態とかしこい防ぎ方 モグラ」 井上雅央・秋山雅世 著

2017年にモグラ被害がありましたがなんとか運よく捕獲することができました。
捕獲した様子は→こちら
が今年も被害に遭うかもしれない。。。
そこで、生態や捕獲する方法を知りたいと思い、探していたところ、この本に出会いました。
読んだ人の評価も高く、購入に至りました。
この本は鳥獣害研究チーム長を経験された井上雅央さんが生態や捕獲について調べた本です。
本の内容を触れていくと次のような事が書かれていました。
ーーーーーーp13ーーーーーーーーーーー
まず、はじめに言っておくが、モグラは100%肉食だ。
ダイコンもニンジンもかじらないし、夜に出てきてイチゴを食べることもない。
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この知識は知っていました!
ただ本当に100%とは驚き(;・∀・)
そして知らないこともありました。
ーーーーーーp15ーーーーーーーーーーーー
モグラのエサになるミミズや幼虫類などは腐葉土など有機物の豊富なところに集まる。
しかし、土壌改良に有機質資材を投入しても耕耘機で撹拌(かくはん)されれば資材は撹拌される。
ところが、定植する苗ポットは、根部をとりまく鉢土に腐葉土やピートモスなどの有機物がきわめて多い。
そのため分散していたミミズやコガネムシの幼虫が定植後のこの鉢土に殺到する。
なんてことはない。モグラは定植苗の直下を集中的に掘れ巡れば、苦労することなくたくさんのミミズや昆虫をゲットできるのだ。
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昔、苗ポットで定植していた時、定植した下にトンネルを作られていました。
これが原因だったんですね!なるほど。
捕獲や撃退の方法についてのページがあり、モグラにとても苦労している姿が書いてありました。
それを見て、モグラで苦労していた自分と重なりとてもとても共感しました(笑)
ここから井上さんは生きたモグラの捕獲に成功します。
衣装ケースで飼って生態を調べるのですが、これが面白い。
ーーーーーーp46ーーーーーーーーーー
このモグラは「モクゾー」と命名された。
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イラスト付きで説明しているため、分かりやすい。
また不思議ですがモグラが可愛いと感じます。
憎たらしい敵なのに(笑)
最後にこう書かれていました。
ーーーーーーp98ーーーーーーーーーーーー
被害とはシステムの欠陥が露呈した状態。
台所でハエが増えるのは、ハエが悪いのではなく台所に問題がある。
ーーーーーーp99ーーーーーーーーーーーー
捕獲よりもシステムを見直すべき。
問題はモグラにしろ、シカ、サルにしろ、やってこない間はシステムの欠陥が露呈しない。
被害が出ればシステムを考え直すことなく、研究者は行政もみんな、悪いのはモグラだ、サルだ、シカだ、やつらをなんとかしなければ、、、と血眼になってしまう。
そして、たいてい捕獲で個体数を減らす話になる。
まずなんとかしなければいけないのはそうしたシステムなのだ。
欠陥が露呈してしまったシステムと、不幸にして露呈しないで獣を増やし続けているシステムの両方を。
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心にきました。。。その通りです。。。
作物に被害を与える一方、モグラは作物に被害を与える幼虫を食べるため害とは言えない。
モグラをいっぱい捕獲しようと思っていましたが、、、「畑を荒らされたら」という限定にして共存を目指していきたい。
そのように思える本でした。
憎たらしいモグラへの見方が変わる本と言っていいですね。
この本は駆除する事よりも生態や共存を重点に置いている本でした。
ぜひ興味のある方、読んでみてください。
Thanks so much for your time.(^^)/